仕事に“勝ち・負け”はありません。すべて自分のタイミングで!

「行政書士なのに就職」は負け組?

行政書士の資格を仕事に活かすなら、やはり王道は「独立開業」でしょう。
ですが、有資格者の中にはあえて独り立ちではなく、就職や転職という選択肢を選ぶ方も多くいます。

行政書士の資格を持ちながらも、独立開業しないのは負け組なのでしょうか?
行政書士で就職なんて、ナンセンスなのでしょうか?
行政書士資格取得後について、検討することにいたしましょう。



● “行政書士=独立開業”という決まりはない

結論から言えば、行政書士の資格を取得したからといって、独立ではなく就職の道を選んだとしても決して「負け組」ではありません。
独立開業というと、どうしてもリスクがつきものです。
そもそも開業当初は仕事のアテがないのが普通ですし、会社員と比べれば収入面だって常に不安定な状態になります。
一人身ならまだしも、仮に家族がいた場合、資格を取得してあえて危険な道を歩むのが正解なのでしょうか?
おそらく、「資格を活かしてより一層収入を安定させること」の方が優先順位的には高いと言えるでしょう。
そうなれば、必然的に「行政書士資格を活かして就職する」方が堅実な選択となります。

幸い、行政書士の専門知識は一般企業でも比較的需要の高い分野です。
行政相手の許認可申請の際、社員の中にこうした事務手続きを取り扱える人材がいることはとても心強いものです。
主に手広くチェーン展開する飲食店等で、行政書士有資格者の活躍の場が想定されます。


● “資格取得→独立開業”は割合的にそう高くない

実際のところ、行政書士資格を有したとしても、就職も独立もせずに、特にこの資格を仕事に活かさない例もたくさん見かけます。
絶対数からいえば、むしろこちらのケースの方が多いとも言えるかもしれません。
行政書士試験合格者の中核となる年齢層が30~40代であることを鑑みれば、そう容易く現職を手放し、リスクの高い道に飛び込めない状況があるのかもしれません。

しかしながら、行政書士資格は一度取得してしまえば、生涯有効です。
今すぐでなくとも、今後自分のタイミングで、行政書士として就職なり独立なりが可能になります。
すぐに仕事に活かすつもりはなくても、とりあえず取得しておくだけで先々の選択肢がぐんと広がるというのが、行政書士資格取得の魅力のひとつなのかもしれませんね。

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