それでも求人はあります

それでも求人はあります

行政書士は開業型の資格です。それでも、まったく求人募集がないというわけではありません。探し当てるのにご苦労するとは思いますが、それでも若干はあります。
パターンとしては2つで、(1)「行政書士事務所」に勤務するか、(2)「法律事務所」等にパートナーとして所属をするかです。

ネットでは時々、行政書士の資格を持っていると一般企業への就職が有利になるというような話も見かけますが、このことはあまり信用しない方がいいです。確かに大手企業の法務部門などには、行政書士の有資格者もいるとは思います。しかし彼らにしても、行政書士の資格を切り札に、その会社に就職・転職をしたわけではないはずです。あくまで業務での必要を感じて、行政書士の資格を取得したのだと思います。
きびしいアドバイスにはなりますが、行政書士の資格を取得しても、“一般企業での求人はないモノ”と考えておく方が無難です。

●行政書士事務所で働く
行政書士の求人としては、すでに開業している先輩行政書士にお願いして働かせてもらうパターンがオーソドックスです。求人を探すにあたっては、ネットで成功法で攻めても「行政書士の募集」はそんなにはヒットしないと思います。行政書士は少人数で運営されているのが一般的です。人募集したいと考えている事務所でも、広告費の高いネット求人を利用するケースはそんなにはないのです。
こういうことは縁ものです。自分の居場所を見つけるためには、タウンページなどを調べ、根気強く電話で自分のことをアピールする努力をした方が、目的への到達も早いと思います。
先輩行政書士事務所で働く場合は割り切りも必要です。ひとつに何年もその事務所にしがみつこうとしないことです(独立を前提にお世話になることです)。またお世話になる間は、アルバイト+αの収入で我慢してください。行政書士は求人していなくても、エクセルやワードを使えるスタッフを求人している行政書士事務所となると結構あるものです。あくまで修行期間と割り切って、その身分、その待遇で頑張るつもりでいればいい縁があると思います。

●法律事務所で働く
このパターンは、求人・就職とはいえないかもしれませんが、少なくともチームに所属をして働くことができます。企業活動を取り巻く環境は年々複雑化しています。そのため最近は、弁護士、司法書士、行政書士、税理士、社会保険労務士などの士業がパートナーとしてチームを組んでサービスに努めている事務所が増えつつあります。もちろん行政書士としての力は問われることにはなりますが、パートナーを組む事務所の環境は、まったく一人ですべての実務を行う働き方にくらべると、周りの支援もあり安心感があります。実務経験が足りないぶんを若さでカバーするつもりで、トライしてみる価値はあります。

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