たとえ数万円でも収入を得た時に、本当の自信が湧いてきます。

100万円貯めてみてください

行政書士としての将来を考える上で、求人のことはなるべく考えないようにしましょう。それでも試験勉強に先立ち将来のことが不安になるようでしたら、ひとつ提案ですが貯金をしてみてください。試験に合格する時までを目安に100万円を貯めてみるのです。

この貯金の努力には2つの目的があります。ひとつはもちろん行政書士に合格して開業する場合の運転資金の備えです。
行政書士は基本的に開業職だとわかっていても、それでも求人のこと、つまり雇用のことが気になるのは、行きつくところ固定収入(給与)がなくなってしまうことにあるように思うのです。奇麗ごとを言ってみてもお金がなければ生活はできませんから当然です。

そして雇用される働き方を捨てて、独立して歩む決心が本当につくのは、実は独立業で初めて収入を得ることができた時なのです。
「フリーでも仕事が貰える、収入が得られる」。そのことを身を持って体験した瞬間には、もう“求人”のことはどうでもよくなっているはずです。

独立開業者としての、その最初の自信の日をなるべく不安なく迎えるために、できれば100万円位のお金の余裕が必要なのです。
ちなみに私が開業した初年度の収入は、1か月目が0円、2か月目が9万8000円、3ヶ月目14万5000円、4か月目32万円でした。初年度に申告した総所得額は297万円でした。もうひとつ、2年目以降は申告が400万円を超えるようになり、ゆるやかな上昇カーブではありますが、これまで5年間所得は伸び続けています。

われわれはこのことを独立開業者が受ける洗礼と呼んでいますが、誰もが例外なく一番苦しい思いをするのは開業後の数か月です。その苦しいところを凌ぐための100万円です。最初からムリをして事務所などは持たず節約していれば、100万円で十分つなぐことができます。地道に営業を行えば、開業2~3ヶ月あたりからは多少なりとも仕事は出てくるからです。そしてたとえ数万円でも収入を得ることができれば、不思議と独立への自信が湧いてくるものです。

100万円を貯金してほしい理由の2つ目は、試験勉強をする課程で、自分自身に暗示をかけてみてほしいからです。自分は行政書士の勉強をしている、自分は開業者として独立するために行政書士の勉強をしているのだと、具体的な開業準備(貯金)をすることで自分に暗示をかけるのです。理論的なお話しではなく申し訳ないですが、独立開業には気持ちを強く育てることも大切です。次回とその次のボーナスは、そっくり定期預金に移すつもりでおきましょう。そして、できれば今から行政書士の勉強を始めてみてください。

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